「OCN モバイル ONE」のレビューとアクセスポイントの設定方法

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皆様、こんばんは。

本日も冷たい雨が降り続く1日となりました。

まるで梅雨のように湿気が多く肌寒い日が続いていますが、くれぐれも体調を崩されませんようにご注意ください。

それでは今回の投稿にまいりましょう。

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はじめに

さて「先日の投稿」において、僕の所有するスマートフォンの通信事業者を「Y!mobile」から「OCN モバイル ONE」へ変更することを記載いたしました。

そして昨日となる4月13日に、OCNより「OCN モバイル ONE」のSIMカードが送付されてきました。

そこで今回の投稿では、「OCN モバイル ONE」に関するレビュー及び僕の所有するスマートフォン(Nexus 5)へ「OCN モバイル ONE」のSIMカードを設定する手順等を記載してまいりたいと思います。

なお今回の投稿は少々長文となることが予想されますのでご了承ください。

それでは本題に入りましょう。

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「OCN モバイル ONE」に関する概要

1、【利用料金及び通信サービスプラン】

それではまず「OCN モバイル ONE」に関する概要を簡単にご説明いたします。

「OCN モバイル ONE」は、インターネットプロバイダーの大手である「NTTコミニュケーションズ(OCN)」が運営するMVNOであり、MVNO市場におけるシェア率では約25%という高いシェア率を有しています。

国内MVNO市場規模の推移(2014年9月末)


<MVNO市場に関するシェア率>


このようにMM総研の調査資料によると、MVNOにおける各通信事業者としては、1番高いシェア率を獲得しているということがご理解いただけるでしょう。

また「OCN モバイル ONE」は、さすがに大手のインターネットプロバイダーが運営するということもあり、通信サービスに関しても非常に多彩なプランが用意されています。

以下をご覧ください。

音声対応SIM コースとご利用料金 – OCN モバイル ONE –


<OCN モバイル ONEにおける通信サービスプラン>


日割りプラン及び月割りプランに加えて通信速度が500kbpsと制限されますが、1ヶ月で15GBまで利用することができるプランも存在しています。

また日割りプラン及び月割りプランに関しては、1日及び1ヶ月で余った通信容量を翌日及び翌月に繰り越すことが可能となっています。

そして一方、利用料金に関しては上記画像のデータ通信に関する利用料金に加えて、音声通話を利用する場合に別途700円の利用料が上乗せされます。

また音声通話を利用する場合の通話料に関しては、他のMVNOにおける各通信事業者と同様の「20円(21.6円)/30秒」という利用料がかかることを覚えておいてください。

2、【050 plus】

それでは次に「OCN モバイル ONE」の音声通話を利用する場合に通話料を安く抑えることが可能な「050 plus」というアプリについてご説明いたします。

前項で「OCN モバイル ONE」の音声通話を利用する場合の通話料に関して記載しましたが、「20円(21.6円)/30秒」という通話料は他のMVNOにおける各通信事業者と同様に高額な利用料となっています。

そのためスマートフォンに関する利用料金を安く抑えるために、MVNOにおける各通信事業者の通信サービスを利用したにも関わらず、仮に音声通話を多用した場合はスマートフォンに関する利用料金自体が高額となってしまう可能性もあるでしょう。

そこで「OCN モバイル ONE」に関しては、「050 plus」というアプリを利用することで、音声通話を利用する場合の通話料を安く抑えるということなのです。

以下をご覧ください。

「050 plus」

「050 plus」というアプリは、いわゆるIP電話と呼ばれる通話アプリになります。

これは音声通話を利用する場合に、既存の電話回線を利用する代わりにインターネット回線を利用して行う通話形式となります。

「OCN モバイル ONE」で「050 plus」を利用する場合は、050で始まる独自の電話番号が付与され、「固定電話:3分で8.4円」及び「携帯電話:1分で16.8円」という通話料で音声通話を利用することが可能となるのです。

また「050 plus」を利用する場合、通常では「月額利用料:324円」という費用が必要となりますが、「OCN モバイル ONE」で音声通話を利用する場合は左記の料金が無料となります。

なお「050 plus」は、インターネット回線を利用して行う通話形式のため、当然ながら通信容量を消費します。

そのためOCNのサポートの方に「050 plus」の通信容量に関する問い合わせを行ったところ、僕自身が契約した「170MB/日」というプランでは「050 plus」で利用できる通話時間は約11時間であり、仮に「OCN モバイル ONE」の通信規制速度となる200Kbpsという状況下であっても、「050 plus」を利用した音声通話は問題なく行えるということでした。

3、【ターボ機能】

それでは次に「OCN モバイル ONE」における「ターボ機能」についてご説明いたします。

まずは以下をご覧ください。

OCN モバイル ONE ターボ機能 – OCN モバイル ONE –

「OCN モバイル ONE」ではデータ通信に関して、高速通信(通信速度制限のない通信)と低速通信(通信速度制限のある通信)を利用ユーザーが任意に切り替えることができる「ターボ機能」という機能を利用することができます。

この「ターボ機能」により、利用ユーザーはデータ通信の利用場面に応じた通信状態を選択することで、通信容量の消費を抑えることができるようになります。

なお「ターボ機能」の切り替えに関しては、OCNマイページ及びスマートフォン向けに提供されているアプリから行うことができます。

OCN モバイル ONE アプリ – OCN モバイル ONE –


<OCN モバイル ONE アプリ>

1、Android

OCN モバイル ONE アプリ – OCN モバイル ONE –

2、iPhone

OCN モバイル ONE アプリ – OCN モバイル ONE –


4、【サポート体制】

それでは次に「OCN モバイル ONE」に関するサポート体制についてご説明いたします。

「OCN モバイル ONE」のサポート体制に関しては、さすがに運営元がインターネットプロバイダーの大手「OCN」ということもあり、サポート体制自体は充実しています。

しかし「OCN」の公式サイトに関しては、掲載されている情報量が非常に多いため、特に初心者の方は戸惑うこともあるのではないかと思います。

そこで「OCN モバイル ONE」のサポートに関する電話番号を以下に掲載しておきます。


<OCNのサポートに関する電話番号>

・NTTコミュニケーションズ総合窓口:0120-506-506

・料金プランの変更及び解約:0120-047-066

・OCN カスタマサポートセンター:0120-047-860


「OCN モバイル ONE」に関するお問い合わせに関しては、上記の電話番号をご利用ください。

なお電話を掛ける時間帯によって、繋がりにくい場合もあります。

以上が「OCN モバイル ONE」の概要に関するご説明です。

「OCN モバイル ONE」に関するレビュー

1、【申し込みから開通までの評価】

それでは次に「OCN モバイル ONE」に関するレビューを記載してまいりたいと思います。

まず実際に僕の手元に送付されてきたSIMカードをご覧ください。

僕の場合はすでにOCNのサービスを利用していることから、送付されてきたSIMカードに関しても、会員証等の同梱もなく非常に簡易的なものでした。

こちらは送付されてきたSIMカードを拡大した画像です。

「OCN モバイル ONE」は、NTTドコモの通信回線網を利用しているため、SIMカードに関してもNTTドコモの名称が刻印されています。

さて僕自身が最初に「OCN モバイル ONE」に申し込みを行ったのは、2015年4月6日でした。

「OCN モバイル ONE」の音声SIMカードが僕の手元に届いた日が2015年4月13日ですから、「OCN モバイル ONE」を利用開始するまでに1週間を要したということですね。

しかしながら僕の場合、2015年4月6日の申し込み後に本人確認書類の不備で、2015年4月10日に本人確認書類をOCNへ再アップロードしています。

そのため実際には2015年4月10日に「OCN モバイル ONE」への申し込みが開始されたということになります。

つまり事実上の「OCN モバイル ONE」に関する申し込みから開通までの日数は3日間ということになりますでしょうか。

確かに申し込みから開通までの日数に関しては、皆様のお住いの地域によって変わりますから一概には言えませんが、個人的には上記の3日間という日数は早いという印象です。

またMVNOにおける各通信事業者を利用する場合、店舗等で契約する場合を除いてSIMカードは郵送で送付されてきます。

そのため僕のように「Y!mobile」から「OCN モバイル ONE」へ変更するというようなケースの場合、SIMカードは郵送で送付されてくるまでスマートフォンを使用できなくなる期間が生じてしまいますが、今回の「OCN モバイル ONE」に関しては左記の期間が1日で済んだことも評価したいと思います。

【「OCN モバイル ONE」に関する通信速度】

1、<テスト環境>

それでは次に「OCN モバイル ONE」を利用開始後の通信速度に関する記載を行ってまいりたいと思います。

昨日となる2015年4月14日に「OCN モバイル ONE」に関する簡易的な通信速度テストを行いました。

そこでまずテスト環境の説明です。

今回通信速度テストを実施するために利用したスマートフォンは「Nexus 5 LG-D821 32GB SIMフリー」というモデルになります。

また通信速度テストに使用したアプリは「RBB TODAY SPEED TEST」です。

そしてテスト環境としては、現在僕が住んでいる場所から1番近い駅となる「京王線・仙川駅」を設定地としています。

2、<テスト結果>

それでは実際の通信速度テストに関する結果を記載してまいります。

以下をご覧ください。


<通信速度テストの結果>

1、LTE(計測時間:午前5時)

2、LTE(計測時間:午後6時)

3、通信速度規制時(計測時間:午前5時)


以上が通信速度テストに関する結果でした。

3、<総評>

それでは次に通信速度テストに関する総評を記載してまいります。

まず今回の通信速度テストを総評するにあたり、以下のサイト様の記事をご覧ください。

MVNO速度比較、IIJmio/OCN/BIGLOBE/DMM/NifMoどれが一番速いか、機能込みでオススメを決めてみた

この記事は2015年2月に投稿されたMVNOにおける各通信事業者の速度計測に関する投稿です。

そしてこの投稿及び僕自身が行った通信速度テストの結果を拝見しますと、MVNOにおける各通信事業者の速度計測に関する結果として、特に午後12時前後及び午後6時以後に下りの通信速度が低下していることがご理解いただけるでしょう。

特に僕自身が行った通信速度テストの結果として、LTE通信の午後6時における計測では下りの通信速度が0.71Mbps(710Kbps)まで低下していました。

これは午後12時前後及び午後6時以後という時間帯が、お昼休み及び帰宅時間に該当するということで、通信トラフィックが増大して通信回線自体の負荷が高くなることが原因と考えられます。

しかしながら個人的には、仮に通信回線が混雑する時間帯であっても、下りの通信速度として1Mbpsは計測してほしいと考える次第です。

今回の通信速度テストで計測した通信速度では、普通にYoutubeの動画を視聴しても途中で再生が止まる場合があるでしょう。

少なくとも「OCN モバイル ONE」を利用する前の「Y!mobile」に関しては、今回の通信速度テストで計測した通信速度まで低下することはなかったと思います。

とはいえMVNOにおける各通信事業者の利用料金を考えれば、MNOにおける各通信事業者と同等の通信サービスに関する質を求めることは無理でしょう。

しかしだからこそ逆を言えば、MVNOにおける各通信事業者がMNOにおける各通信事業者と同様に、MVNOにおける各通信事業者の公式サイト上で通信速度に関する理論値を掲載する姿勢には疑問を感じます。

個人的にはMNOにおける各通信事業者と同様の通信速度に関する理論値を掲載するのではなく、実際に計測した通信速度に関する実測値を掲載することを切に願います。

なぜならば現時点でのMVNOにおける各通信事業者が公式サイト上で掲載する通信速度の理論値と、ユーザー自身が実際に通信サービスを利用する際の通信速度の実測値に大きな開きがあると感じるからです。

以上が「OCN モバイル ONE」に関するレビューです。

「OCN モバイル ONE」の導入及び設定方法

1、【SIMカードの挿入】

それでは最後に「OCN モバイル ONE」の導入及び設定方法に関して記載してまいりたいと思います。

なお今回の「OCN モバイル ONE」の導入及び設定方法に関する記載は、「Nexus 5 LG-D821 32GB SIMフリー」というスマートフォンと用いることとし、また左記のスマートフォンに関するOSは「Android 5.1 Lollipop」であることをご了承ください。

それではまず「OCN モバイル ONE」から送付されてきたSIMカードをNexus 5に挿入します。

そこでSIMカードの挿入を実行するために、Nexus 5を一度シャットダウンしてください。

次にNexus 5を購入した際の付属品として、以下のようなピンがありますから準備します。

万一、上記のピンを紛失した場合は、代替え品として安全ピン等を利用しても問題はありません。

そして次にNexus 5の右側面にあるSIMカードを収納するトレイの横に小さな穴がありますから、左記にピンを差し込んでSIMカードを収納するトレイを外側に引き出してSIMカードを挿入します。

なお実際のSIMカードの挿入手順に関しては、以下の画像をご覧ください。


<SIMカードの挿入手順>


2、【ネットワーク設定(APN設定)】

それでは次に挿入したSIMカードに関するネットワーク設定(APN設定)を行います。

なおこのネットワーク設定(APN設定)を行いませんと、Nexus 5でインターネットに接続することができませんのでご注意ください。

それではまずNexus 5の電源を入れます。

赤枠の項目をタップしてください。

設定をタップします。

もっと見るをタップしてください。

モバイルネットワークをタップします。

さらにアクセスポイント名をタップしてください。

そして次にアクセスポイント名の一覧が表示される画面となります。

この画面では所有するスマートフォンが対応する通信形態を選択してください。


<ワンポイントアドバイス>

アクセスポイント名の一覧画面に「OCN モバイル ONE」の名称がない場合は、以下のように操作します。

まずは赤枠の項目をタップしてください。

そうしますとアクセスポイント名に関する編集画面が表示されますから、以下の画像を参照して必要な項目を編集して、最後に赤枠の項目をタップして保存を選択します。

なお名前という項目に関しては、ユーザーの任意の名称に変更可能です。


<APN設定情報>



以上でネットワーク設定(APN設定)が完了しました。

最後にスマートフォンの画面内に、以下のようなマークが表示され、インターネット接続の可否を確認してください。

以上が「OCN モバイル ONE」の導入及び設定方法に関する記載です。

あとがき

さて今回の投稿は以上となります。

今回の投稿で記載する記事以外の「MVNO」の情報に関連する記事に興味がある方は、ぜひ一度以下のMVNO」の情報に関連する記事のまとめを参照してください。


<MVNO」の情報に関連する記事のまとめ>

1、URL

MVNO」の情報に関連する記事のまとめ


それでは以上です。