スマートフォン(アンドロイド端末)におけるセキュリティ対策の必要性を考えてみよう!

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皆様、こんばんは。

もはや梅雨を通り越し、夏に向かうのではないかという気温が続く火曜日、いかがお過ごしでしょうか?

それでは今回の投稿にまいりましょう。

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スマートフォンの普及及び進化

さて今回の投稿は、Windowsに関する投稿を一時お休みとし、スマートフォンにおけるセキュリティ対策の必要性を考えてみたいと思います。

ここ数年間におけるスマートフォンの爆発的な普及及び進化は、スマートフォンをいまだ所有していない僕自身にとっても、目を見張るものがあります。

MM総研による携帯電話市場の予測では、2014年度における携帯電話の出荷比率がスマートフォンにて全体の8割を占める数値になるという予測が発表されています。

今や街中で見かけない日は無くなったスマートフォン、今後はどのように進化していくのでしょうか。

スマートフォンといえば、GoogleのAndroid OSを搭載したアンドロイド端末、AppleのIOSを搭載したアイフォーンに大別できると思います。

そこで今回の投稿では、特に現在スマートフォンの市場において圧倒的なシェアを有するアンドロイド端末におけるセキュリティ対策の必要性を皆さんと考えてまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

それでは本題に入りましょう。

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スマートフォン(アンドロイド端末)におけるセキュリティ対策の必要性

1、【スマートフォン(アンドロイド端末)にセキュリティ対策は必要か】

それではまずスマートフォン(アンドロイド端末)においてセキュリティ対策は必要かという点について記載してまいりましょう。

結論から先に申しますと、スマートフォン(アンドロイド端末)におけるセキュリティ対策は絶対に必要です。

スマートフォンは従来の携帯電話(いわゆるガラケー)と異なり、従来の携帯電話の側面にパソコンの側面を併せ持つモバイル機器です、

例えば従来の携帯電話にはない、フル画面でインターネットを利用しアプリをダウンロードすることで、スマートフォンの機能をカスタマイズできるという特性があるはずですね。

しかし一方、従来の携帯電話の側面ということから考えてみると、Windowsが圧倒的なシェアを有するPCよりも、重要な個人情報が保存されているというセキュリティ面におけるリスクは高いと考えることができるはずです。

以上のようなことから、スマートフォン(アンドロイド端末)におけるセキュリティ対策は必須ということがいえるのではないでしょうか。

2、【爆発的に増加するスマートフォン(アンドロイド端末)におけるマルウェア】

以下をご覧ください。

モバイル端末のセキュリティに警鐘、Androidマルウェアは増加の一途


 Alcatel-Lucentのセキュリティチームが取りまとめた「Malware Report」は、世界中で1160万台以上のモバイル機器がマルウェアに感染していて、そのうち60%がAndroidスマートフォンであると伝えている。ちなみに、残りの40%のうちほとんどは、USBドングルやモバイルWi-Fiルータ、あるいは携帯電話機を介してモバイルネットワークにつながれたWindows PCだ。マルウェアに感染した機器のうち、「iPhone」や「BlackBerry」、「Windows Phone」搭載端末などが占める割合は1%に満たないという。


上記はAlcatel-Lucentというセキュリティ企業が公開しているモバイル機器におけるマルウェアレポートの一部です。

このレポートによればAndroid OSに対応するマルウェアの数は、2013年の1年間で20倍も増加しているとのことです。

また同レポートによるAndroid OSに対応するマルウェアの特性を見てみますと、Windowsに対応するマルウェアのように複雑化及び変異(亜種)という面において劣るものの、その感染スピードは非常に早いということ。

さらにWindowsに対応するマルウェアのように、マルウェア感染手法において巧妙及び複雑ではなく、まだまだ原始的な手法であるものの、近年はWindowsに対応するマルウェアと同様に感染手法および感染後の挙動について進化した形態のマルウェアも増加しつつあるということです。

なおWindowsに対応するマルウェアが形成するボットネットワークについて、Android OSに対応するマルウェアについても同様にマルウェアに感染したスマートフォンにおけるボットネットワークがすでに形成されているようですね。

高度なAndroidマルウエア「Obad.a」、ボットネットで拡散

先に記載した通りスマートフォンは、従来の携帯電話という側面を有しているため、PCよりも重要な個人情報が保存されているというセキュリティに関するリスクは非常に高いです。

もしそのようなスマートフォンが悪質なマルウェアに感染したと仮定した場合、マルウェアによる被害はPCよりも甚大となものになるとご理解いただけるはずです。

3、【Google Playでダウンロードするアプリも安心はできない】

さてそれでは次に以下をご覧ください。

Androidのマルウェア入りアプリが数年で4倍という爆発的増加を示す研究結果


2013年にトレンドマイクロが「Androidアプリの10本に1本がマルウェア」という調査結果を発表していましたが、企業向けのインターネットセキュリティ会社RiskIQ社がGoogle Playで調査を行ったところ、2011年から2013年の間でマルウェア入りのアプリが388%も増加しているという研究結果を発表しています。


Google PlayはGoogleが運営するAndroidアプリのダウンロードセンターです。

そのGoogle Play上で公開されているAndroidアプリの中には、正規のアプリを偽装したマルウェアが混入している場合があります。

特に2011年から2013年の間に、マルウェア入りのアプリが388%の増加と、爆発的な増加を計測しています。

Googleのアプリに関する審査が甘いということもあるかもしれませんが、アンドロイド端末をお使いのユーザー自身で自衛する必要があるということは言うまでもないでしょう。

スマートフォン(アンドロイド端末)におけるセキュリティ対策

それでは最後にスマートフォン(アンドロイド端末)におけるセキュリティ対策を考えてみましょう。

1、【セキュリティ対策の基本はWindowsと同様に脆弱性対策】

スマートフォン(アンドロイド端末)は、先に記載したように携帯電話及びPCという両側面を有するモバイル機器です。

いわば小さなPCと言っても過言ではないでしょう。

つまりPCにおけるセキュリティ対策の基本は脆弱性対策です。

アンドロイド端末における脆弱性対策とは、Android OSの更新プログラムをしっかりと適用し、常に最新の状態を保つようにしてください。

なおAndroid OSの更新方法については、スマートフォンの購入先である携帯販売会社のホームページをご覧いただくことで更新方法の記載があると思います。

2、【セキュリティアプリの導入】

Windowsと同様にアンドロイド端末においては、各セキュリティベンダーより、Android OSに対応したセキュリティアプリが公開されています。

セキュリティアプリをお使いのアンドロイド端末に導入し、ウイルス定義を最新に保つようにしてください。

なおAndroid OSに対応したセキュリティアプリについては、2年ほど前のAndroid OSに対応したセキュリティアプリの検出率テストでは多くのセキュリティアプリが散々なテスト結果となっていましたが、現状では多くのセキュリティアプリがWindowsにおけるセキュリティソフトと同様に進化しているようです。

以下をご覧ください。


<AV-TESTによるAndroid OSに対応したセキュリティアプリの検出率テスト>

1、参加セキュリティベンダー

2、検出率テスト結果1

3、検出率テスト結果2

注:検出率テスト結果のProtectionは保護能力を示し、Usabilityはセキュリティアプリの操作性を示しています。


この検出率テストは、国際第3者テスト機関であるAV-TESTが2014年に実施した、2200体のマルウェア検体を用いたAndroid OSに対応したセキュリティアプリの検出率テストです。

上記によれば実に10本以上のセキュリティアプリが100%検出を達成しているようですね。

上記の中から当ブログの管理人が、検出率及びセキュリティアプリの機能性でお勧めのセキュリティアプリを選択すると、以下のアプリになります。


<お勧めセキュリティアプリ>

1、avast! Free Mobile Security.

avast! Free Mobile Security.

2、Avira Free Android Security

Avira Free Android Security


この2つの製品は、Windowsにおけるセキュリティソフトの分野においても、知名度の高いセキュリティベンダーのセキュリティアプリです。

この2つのセキュリティアプリであれば、十分な保護能力及び機能性を確保できるのではないかと考えます。

なお2つの製品ともに無料版のセキュリティアプリとなりますから、よろしければご参照ください。

あとがき

さて今回の投稿、いかがだったでしょうか?

スマートフォン(アンドロイド端末)におけるマルウェアの脅威は、スマートフォンの進化に伴い、今後もさらに高くなると予想されます。

現状では多くの方が、PC及びスマートフォンを併用して使用するケースが多いと考えられます。

そのためPCにおけるセキュリティ対策のみならず、今後はスマートフォンにおけるセキュリティ対策も重要となるでしょう。

また近年ではOSの形態にとらわれないマルチプラットフォーム型のマルウェアが登場していることも事実です。

マルチプラットフォーム対応のバックドア型マルウエア

このようなマルウェアが、スマートフォンにおいても登場しないとは限りません。

スマートフォンの進化は、すなわちマルウェアの進化でもあるわけです。

皆様におかれましては、どうかセキュリティ対策を万全にすることをお願いいたします。

なお今回の投稿で記載する記事以外のセキュリティソフトの使い方に関連する記事に興味がある方は、ぜひ一度以下のセキュリティソフトの使い方に関連する記事のまとめを参照してください。


<セキュリティソフトの使い方に関連する記事のまとめ>

1、URL

セキュリティソフトの使い方に関連する記事のまとめ


それでは以上です。